日常生活での注意
ここでは、糖尿病の人が日常生活で気を付けておきたいケアの仕方についてご紹介しています。
体のいろいろな部位ごとに違うケアの仕方や注意点を知っておくことは、糖尿病の悪化を防ぐ意味でも大切なことです。
毎日のケアで上手な体調管理を
糖尿病になると、体のあちこちにさまざまな症状や変化が現れてきます。これらの変化や異常に日ごろから気を付けておくと、糖尿病の悪化に早期に気付き早い段階で適切な処置ができます。
糖尿病になると、血液の循環が悪くなるため特に抹消部分まで血液がうまく届かず血行不良になったり、あるいは神経系統に障害がでる、抵抗力が落ちるために感染しやすくなる可能性があることがわかっています。
そこで、糖尿病の診察をする場合、医師は手や足の状態を確認することが多いようです。例えば、足では感覚が鈍くなるなどの症状がないかを医師は確認します。
それは糖尿病が悪化すると、足に神経症状が現れて足の感覚が低下することがあるためです。
また、足に限らず皮膚では、傷が治りにくく感染しやすくなります。口の中では、糖尿病の人は虫歯や歯周病などの病気になりやすいということもわかっています。
目においては特に重大な障害が起こることがあります。糖尿病からくる目の病気はじわじわと進行していくためなかなか気づきにくく、気づいた時にはかなり悪化しているというケースが見られます。
進行すると、最悪の場合失明する恐れもあるため、毎日のケアや注意はとても大切なことといえます。
もちろん、上記以外にも体調の悪い日にはどのように過ごせばいいか、といったことを知っておくと生活にゆとりが出てきます。
こういった糖尿病の人が日常生活でできるケアを知り、早期発見早期治療を心掛けましょう。